重量がなかなか伸びない本当の理由|努力しているのに結果が出ない原因は何か

「筋トレを継続しているのに重量が伸びない」
「フォームも意識しているのに停滞している」
「むしろ最近は重く感じる」

この現象は珍しくありません。
しかしその原因は、才能不足でも努力不足でもありません。

多くの場合、
“出力が最大化できない身体状態”に陥っていることが本当の原因です。

本記事では、コンディショニング現場で競技者をサポートしてきた実体験と、運動生理学の知見をもとに、重量停滞の本質を解説します。

当院で見てきた停滞パターン

当院では、

  • 学生競技選手
  • 社会人アスリート
  • 筋トレ中級〜上級者

のサポートを行っています。

重量が伸びない選手に共通するのは、次の状態です。

✔ 常に限界まで追い込んでいる
✔ デロード(調整週)を入れていない
✔ 疲労感を無視している
✔ 可動域をチェックしていない

評価を行うと、多くのケースで

「筋力不足」ではなく
「神経・可動域・回復の問題」

が見つかります。

つまり、筋肉はあるのに出力が出せない状態です。

運動生理学的に見る5つの原因

① 神経系の疲労(中枢性疲労)

高重量トレーニングは筋肉だけでなく、
中枢神経系(CNS)に大きな負荷をかけます。

神経疲労が蓄積すると、

  • 動員できる筋線維が減る
  • 最大出力が低下する
  • バー速度が落ちる

結果として「重く感じる」状態になります。

筋肥大していても、神経が回復していなければ重量は伸びません。結果として、慢性的なこりへとつながります。

② 超回復が成立していない

筋力向上は、

刺激 → 回復 → 適応 → 強化

のサイクルで起こります。

回復が不足すると、
成長ではなく“慢性疲労”になります。

特に、

  • 睡眠不足
  • 高頻度高強度
  • 栄養不足

は停滞の典型的原因です。

③ 可動域制限による出力ロス

重量停滞者の多くに見られるのが、

  • 胸椎伸展不足
  • 股関節内旋制限
  • 肩甲骨可動性低下

です。

可動域が狭いと、

  • 力が逃げる
  • 正しい力の伝達ができない
  • 一部の筋肉に負担が集中

します。

これは構造的な問題です。

④ フォームの微細な崩れ

停滞期は無意識に代償動作が増えます。

例:

  • ベンチで肩が前方化
  • スクワットで骨盤後傾
  • デッドで腹圧が抜ける

数%の効率低下が、
MAX更新を止めます。

⑤ 自律神経バランスの乱れ

高ストレス状態が続くと、

交感神経優位 → 回復低下 → 出力低下

になります。

これはアスリートだけでなく、
仕事ストレスが強い社会人トレーニーにも多い原因です。
MAX更新を止めます。

なぜ“整える”ことが必要か

重量を伸ばすには、

「もっとやる」ではなく
「出せる状態を作る」ことが必要です。

実際に、

  • 可動域改善
  • 呼吸再教育
  • デロード導入
  • 睡眠改善

を行った選手は、
2〜6週間で記録更新するケースが多数あります。

これは特別な才能ではなく、
理論に沿った調整の結果です。

再現性のある解決策

1. 4〜6週に1回デロードを入れる

強度60〜70%で神経回復を優先。

2. 胸椎・股関節の可動域を改善

ストレッチだけでなく動的コントロールを行う。

3. 睡眠7時間以上確保

成長ホルモン分泌を最大化。

4. バー速度を意識

重さではなく“スピード低下”を疲労指標に。

5. RPE管理

常に限界で行わない。
首・肩こりを引き起こしている根本原因にアプローチします。

重量が伸びないのは「限界」ではない

停滞は失敗ではありません。

身体が
「このやり方では適応できない」
と教えてくれているサインです。

適切に整えれば、
神経も筋肉も必ず応えてくれます。

まとめ

重量が伸びない原因は、

  • 神経疲労
  • 回復不足
  • 可動域制限
  • フォームエラー
  • 自律神経の乱れ

努力不足ではありません。

整えてから、上げる。それが停滞突破の本質です。

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