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アスレティックトレーナー
athletic trainer
アスレティックトレーナーは、スポーツ選手やアスリートがより良いパフォーマンスを発揮できるようなサポートを行っています。
選手の健康管理や怪我の予防、パフォーマンス向上をメインに行い、アスリートをさまざまな面からサポートするのがアスレティックトレーナーの仕事となります。そして、主に6つの仕事内容があります。
- 怪我の予防
- スポーツ現場での応急処置
- アスレティックリハビリテーション
- コンディショニング
- 身体の検査や評価
- 生活面や健康の指導管理
1.ケガの予防
トレーニングや試合の前後、選手の状態を把握し必要であればテーピングの処置を施したり、サポーターを装着させたりすることはアスレティックトレーナーの仕事となります。
以下で紹介する、怪我の治療や応急処置もアスレティックトレーナーの仕事ではありますが、怪我を未然に防ぐこともアスレティックトレーナーの重要な役割となっています。
予防するのは怪我だけではなく、熱中症など身体に関するさまざまなハプニングの予防にも努めます。
2.現場などでの応急処置
手が練習や試合中、思わぬアクシデントに見舞われ怪我をしてしまった際の応急処置は非常に重要です。
症状を最小限に留めるため、応急処置は非常に重要な意味を持ちます。
また、脳震盪や心臓発作などに備えて気道確保や心臓マッサージなども実施します。
3.アスレティックリハビリデーション
スポーツでの怪我、後遺症などで競技ができなくなってしまった選手に対して、怪我の程度や競技の強度など、選手に合わせてオーダーメイドのリハビリの計画を立て、二人三脚で1日でも早い競技への復帰を目指します。
また、再発防止のストレッチやエクササイズの指導もリハビリで行います。
4.コンディショニング
選手の体調を整えるためのコンディショニングも、アスレティックトレーナーの仕事内容となります。
怪我、病気をしにくい身体を作るためのトレーニングメニューだけではなく、食事から選手の身体をサポートも実施します。
5.身体の検査や評価
怪我をしていないか、または怪我をしてしまう危険はないのか、という観点で、選手の筋肉や関節、その他身体の検査や評価を行います。
「怪我はしていないが、この関節の可動域だとそのうち怪我をしてしまう」など、この先起こりうることを予測し、評価によって怪我を防止することも可能です。
6.生活面や健康の指導管理
怪我の予防を中心に、怪我をしにくい身体づくりをしていく上で気をつけなければいけないポイント、生活の中で意識することなどを全て指導します。
選手が万全のコンディションで競技を行うために出来ることは全て行います。
食事の内容から睡眠時間などの生活習慣の把握を行い、適切な指示をしていきます。
鍼灸師
Acupuncturist
鍼灸師とは、鍼(はり)・灸(きゅう)を使用して患者さんの健康回復や病気・ケガの予防を行う職業です。鍼(はり)や灸(きゅう)によって身体のツボを刺激し、人間が本来持つ自然治癒力を高めるのが特徴です。
薬や手術などは一切行わず、鍼(はり)と灸(きゅう)を使い回復を図ります。
身体の内面にもアプローチし、不調を引き起こす原因を取り除くのが鍼灸師の役割です。
そして、主に4つの効果が期待できます
- ホルモンバランスの調節
- 自己免疫力の向上
- 生活習慣の改善
- 仕事や競技力のパフォーマンス向上
1.ホルモンバランスの調節
鍼灸は、元々、自律神経機能を高め、身体の免疫力を高めることに施術の本質があります。そして、自律神経が整うことによって、血行が改善され、生殖器官への血行不良も改善されるようになります。
生殖器官の働きが改善されれば、ホルモンの働きも正常な状態に戻り、ホルモンバランスが安定するようになります。
2.自己免疫力の向上
鍼灸を受けると起きる変化を簡単に言えば、
『コリがほぐれて血流がスムーズになる』この結果、全身に隅々まで血液が届くので血液中の免疫細胞である白血球の働きが活発になります。これが最も単純だけど、免疫力を高める最も重要な理由です。
鍼灸を受けた後から2日後くらいまでの間に、眠さ・おもだるさ・疲労感を感じる人がいます。これは好転反応といい、免疫力が高まって起きることで、身体の中の悪い部分を修復しようとして、身体自身が休養を求めている状態です。
このように実際に免疫力は高まっています。
3.生活習慣の改善
鍼灸治療を行うと、上記2つで挙げた「ホルモンバランスの改善」「自己免疫力の向上」が期待されます。その結果、活動意欲が増加し、「運動→食事→睡眠→運動」という好循環が生まれます。
このように、鍼灸治療を行う事で、好循環が生まれ日々の生活習慣の改善が期待できます。
4.仕事や競技力のパフォーマンス向上
鍼灸治療を行うと、「ホルモンバランスの調節」→「自己免疫力の向上」→「生活習慣の改善」そして、仕事や競技力のベストパフォーマンスが期待できます。
重要な会議のプレゼン企画や大事な試合での動作など、重要な局面で鍼灸治療は効果を発揮できます。
国家資格 鍼灸師/アスレティックトレーナー
Acupuncturist /Athletic trainer
アスレティックトレーナーの「ケガの予防」「応急処置」「アスレティックリハビリテーション」「コンディショニング」「身体の検査と評価」「生活面や健康の指導管理」と鍼灸師の「ホルモンバランスの調節」「自己免疫力の向上」「生活習慣の改善」「仕事や競技力のパフォーマンス向上」を組み合わせる事で、ササキスポーツ治療院は皆様の1人1人に合わせたオーダーメイド型によるトータルサポートが提供できます。
スポーツ整形外科の兼務
スポーツを行う上でケガや故障(外傷・障害)は大きな問題となっています。
その中で、スポーツを行っている人々をサポートするのがスポーツ医学です。スポーツ医学とは、競技スポーツ選手の治療や故障の予防を取り扱う、総合的な専門医学分野のことを指します。
スポーツ整形外科とは、スポーツの特性やスポーツ外傷・障害についての知識や、スポーツ医学に基づく豊富なノウハウをもつスポーツ専門医及びスタッフにより選手のケガや故障をサポートする専門の診療のことです。
そして、私が現在勤務中のスポーツ整形外科をご紹介します。
1.各専門スタッフによる連携
「日本体育協会スポーツドクター」の資格をもつ医師が診察します。
診察後は、医学的な専門知識をもつ理学療法士・柔道整復師がケガに痛みに対してリハビリを行い、日常生活における痛みをなくしていきます。
日常生活における痛みがなくなってくると、アスレティックトレーナーが運動・スポーツ復帰に向けて、レベルを上げたリハビリやトレーニングに進んでいきます。
2.早期競技復帰のサポート体制
こちらの図はより明確に示したサポート体制です。最初にスポーツドクターが受傷した選手に的確な診断及びリハビリの指示を出します。
そして、疼痛管理及び日常生活レベルまで改善するのが、理学療法士と柔道整復師です。メデイカルスタッフと意見交換し、どのようにしたら早期競技復帰できるかプロトコルを作成します。
その後、アスレティックトレーナーが競技復帰レベルまでサポートし、パフォーマンス向上を改善します。